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筑波大:筑波大がアリーナ構想 今夏までに建設地決定

2017/06/18

 つくば市の筑波大が、同市の中心部にアリーナ施設を建設する構想を進めている。これを報じた茨城新聞(6/18)によれば、2020年東京五輪・パラリンピックまでに、7000人から8000人を収容できる施設を建設したい意向だ。大学に所属する運動部のスポーツ試合のほか、コンサートなども開催し、東京五輪参加国の合宿場所になることも想定している。建設場所はまだ決定していないが、大学では「今年夏までには場所を決め、そこから(建設、管理、運営を担当する)事業者の公募に入りたい」と話している。建設候補地に挙がっているのは、同市春日の同大筑波キャンパス・春日エリアや、同市吾妻の職員宿舎跡地など。いずれも同大の所有地で、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から徒歩圏内と立地条件に恵まれている場所だ。

 大学の構想では、体育館でのスポーツ試合や音楽イベント開催のほか、施設内にはスポーツジムなども併設したい考え。学生だけでなく、地域住民の利用も見込んでいる。国立で唯一体育系の学部を持つ総合大学で、医学、芸術、情報系の学部などもある利点を生かし、スポーツやIT(情報技術)、健康、医療などの各分野が蓄積する知見や、企業との共同研究の成果を実現できる場にしたいという。大学側は事業に必要な用地を提供。事業者の企画内容によって建設にかかる費用が決まるため、建設費は未定という。

 

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